iPhoneお役立ち情報!~水没について~
2019/12/24
こんにちは!
iPhone修理のibringです!
今回のお役立ち情報は水没についてです!
iPhoneでもっとも身近に起きる大きな故障が水没です。
7以降は耐水機能が施されており、CMなどでも紹介されています
が!
実際は水没で修理に来店される方が跡を絶ちません。
ここで、耐水機能とはどういうものなの?という疑問を解きたいと思います。
耐水機能とは、
・濡れた手で少し触るくらい
・湿気の多い地域で使用する
・雨などで少し濡れる
くらいなら耐えられると思いますが、
・水に完全につける
・お風呂場で使用する
・海辺で使用する
のはあまりおすすめできません。
しかも、耐水機能・防水機能は時間によって劣化していきます。
劣化が進行すると
耐水機能・防水機能は完全に失われてしまうこともありますので
購入から時間がたった端末はあまり機能は維持されていないかもしれません。
ちなみに防水機能とは
実は「真水」という環境下での計測によるものなので
通常皆さんが遭遇する水場は適応外になります。
海水は塩が、川水には不純物が、水道水には塩素が含まれています。
そして温度も関係しており、規格基準の温度は「常温」です。
お風呂だと暑すぎますし、冬の雪だと冷たすぎるのです。
このことから、あまり耐水機能を過信することはよくないことがお分かりいただけるとおもいます。
初めて耐水機能が付いたiPhone7もあくまで「耐水」機能であり「防水」機能ではないところがミソです。
この耐水機能を過信したが故の水没事故が非常に多いです。
ではなぜ、水没して壊れてしまうのか
考えられる理由は2つです。
1つ目は
通電が阻害されるという現象です。
通電が不純物や水分による錆付きで阻害されてしまうと
電源が入らなくなってしまったり、タッチが利かなくなってしまうことがあります。
海水は特に、乾燥が始まると塩分が結晶化してくるので通電を阻害したり
塩水による腐食は一番進行が早いので起動しなくなる確率もダントツです。
なので、水没してすぐに取り出し、ドライヤーなどで乾燥させたとしても残った不純物などで
通電が阻害され、電源が入らなくなってしまうことがあります。
2つ目は
通電しすぎてショートしてしまうことです。
逆に、内部に水分が多量に入り込み通電を過剰に行ってしまうことがあります。
通電が過剰におこると、通電しなくてよい場所にまで通電したり
熱をもって基盤やパーツが焦げてしまうことも…
焦げた個所は通電しなくなりますので、当然起動も阻害されてしまう可能性があります